過労死防止大阪センター

コラム

教員の過労死等防止のために―責任なくして予防なし―

弁護士  松丸 正 1 公立学校の「熱血先生」の過労死等の公務上認定の受けとめへの違和感 私は多くの公立学校教員の過労死等の公務上認定に取り組んできた。しかし、給特法の下、公立学校教員の時間外勤務は、勤務時間として評価されず、自主的・自発的勤務と「整理されてきた」状況の下では、勤務時間は適正に把握されることなく、出勤簿に押印のみという学校が多かった。 公務上認定による補償を受けるためには、遺族らと弁護団の「見えない時間外勤務」を可視化するための多大な努力が求められ、10年以上かけてようやく訴訟で…

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「命より大切な仕事はありません」遺族の思いを訴えています

過労死を考える家族の会 寺西 笑子  1996年2月、夫(49歳)が過労自死しました。当時、自殺は故意の死とされ労災の対象外になっており国は認定しない時代でした。また申請者側に立証責任があることも知らず証拠も協力者もない中、なす術はなく1年以上何もできず苦しみました。夫が必死に働いたことを根拠に過労死110番に相談し、夫の生きた証を立てたい一心で先の見えない闘いに挑んだのが始まりでした。闘いを巡っては認定闘争に5年、使用者責任追及の民事訴訟に5年余り苦難の連続でしたが弁護団のご尽力と支援者や家族…

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【コラム】過労死をなくしていくために 企業による権利主張の妨害に歯止めをかける必要性

過労死防止大阪センター 幹事NPO法人POSSE岩橋誠 NPO法人POSSEは、過重労働や職場でのハラスメントなどで悩んでいる働く方から無料で相談を受け付けており、解決までのアドバイスや支援をしています。年間1000件以上の相談がメールや電話、LINEを通じて寄せられており、その中には過労死や過労自死に関する相談も多数寄せられています。相談を受けて、労働災害の申請のために必要な証拠の収集や弁護士の紹介などの形でご遺族をサポートしています。 過労死に関しては、毎年200人近いが国から労災だと認めら…

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