教員の過労死等防止のために―責任なくして予防なし―
弁護士 松丸 正 1 公立学校の「熱血先生」の過労死等の公務上認定の受けとめへの違和感 私は多くの公立学校教員の過労死等の公務上認定に取り組んできた。しかし、給特法の下、公立学校教員の時間外勤務は、勤務時間として評価されず、自主的・自発的勤務と「整理されてきた」状況の下では、勤務時間は適正に把握されることなく、出勤簿に押印のみという学校が多かった。 公務上認定による補償を受けるためには、遺族らと弁護団の「見えない時間外勤務」を可視化するための多大な努力が求められ、10年以上かけてようやく訴訟で…