過労死防止大阪センター

第7回 過労死防止大阪センター総会・シンポジウムを開催しました

2021年4月16日(金)、第7回過労死防止大阪センター総会とシンポジウムをZOOMにて開催しました。
今回のテーマは「コロナ禍と働き方・過労死を考える」です。

まず最初に来賓の大阪労働局・労働基準部監督課課長の本田さんよりご挨拶をいただきました。大阪労働局には第一部のご後援もいただいております。

第一部のシンポジウムでは、龍谷大学名誉教授の脇田滋さんに「コロナ禍と働き方・過労死を考えるーEU・韓国の取り組みと日本ー」と題してご講演をいただきました。
豊富な資料に基づき、このコロナ禍にあって労働をめぐる多くの問題と、それに対して各国ではどのような取り組みがなされているのか、日本において特に深刻な問題はどのようなものがあるのか等について、とても充実したお話をいただきました。

また、当事者からの声として、ウーバーイーツユニオン執行委員長の方から、ウーバーイーツで働く人々の現状や問題点、ユニオンとしての取り組みを、ご自身のウーバーイーツでの労働実態をもあわせてご報告いただきました。

引き続き、冒頭でご挨拶をいただいた大阪労働局の本田さんから「コロナ禍での1年の取り組み」として、過労死・過重労働をめぐる状況について、これも豊富な資料をもとにご報告をいただきました。

最後に、過労死遺族からの声として、お二人のご遺族の方にお話をいただきました。

 

第二部の総会では、大阪センターの活動報告、活動方針、決算報告、予算案、役員体制について報告と確認を行い、今年度も引き続き、過労死の防止に向けて活動することを確認しました。

 

今回は初のZOOMでの開催となりましたが、全国から37名の方がご参加くださいました。ご参加、ご講演、ご報告、ご後援に改めて御礼申し上げます。