第10回過労死防止大阪センター総会・シンポジウムを開催しました
2024年4月19日、第10回過労死防止大阪センター総会・シンポジウムを開催しました。
2024年4月から医師やトラック・タクシードライバーなどにも残業時間の上限規制が設けられるという、いわゆる2024年問題が話題を呼んでいます。 しかし、過労死等防止対策推進法が制定されて10年が経ったいまでも、未だに過労死はなくなっていないのが現状です。低賃金と過重労働によって人手不足がますます深刻化し、医師や教員など官民関係なくあらゆる職場で過労死や精神疾患が蔓延しています。 本シンポジウムでは、2024年問題を踏まえて、医師や教員といった社会に必要なサービスを提供する労働者を取り巻く労働環境について考えるというものです。
第1部 シンポジウムの内容は以下のとおりです。
報告:「大阪における過労死防止の取り組み」 大阪労働局
講演:「時間外労働の上限規制で過労死は防止できるのか」
松丸正弁護士(過労死防止大阪センター代表幹事)
報告:①甲南医療センター専攻医の過労自死 髙島淳子さん(遺族)・弁護団
②東大阪市立中学校教諭の適応障害 当事者・弁護団
会場・Zoomあわせて54名の方にご参加いただきました。
また、総会では、活動報告・活動方針、役員体制が確認されました。