過労死防止大阪センター

コラム

【コラム】どんな勝利でも「ざまあ」です

幹事 田島陽子 世間では「ざまあ」する物語が流行っているらしい。例えば、ヒロインに婚約者を奪われて衆目の中、婚約破棄と断罪をされた悪役令嬢が、無実を証明して反対にヒロインと元婚約者が落ちぶれる物語。異世界召喚されて王から勇者として魔王を倒せと言われ、成功したら用済みで追放されたので、国を乗っ取って理想の国を作る物語。モラハラ夫から虐げられていた妻が、夫の浮気相手に離婚を迫られて、反対に浮気相手と夫から慰謝料を勝ち取って、新たな人生を手に入れる物語。ブラック企業に就職して長時間労働と社長からのパワ…

続きを読む

【コラム】 過労死等防止対策推進シンポジウムに出席して感じた事。

過労死防止大阪センター幹事 上瀬豊  11月15日、大阪梅田でシンポジウムがあった。職場のパワーハラスメントを防止するための対策が、統計を交え、指摘された。この中で、上司の叱責は、部下のやる気をそぐことが多い事などが示された。 しかし、良い上司になる事を目指すことが、パワハラをなくす道ではないように思う。まず、上司、部下などと言う言葉や意識はどうなんだろう。会社の中の役割分業に過ぎない課長や係長、主任などのポストを、人格面でも上下関係があると勘違いをさせる。ついでに言えば、その役割は、就業時間内…

続きを読む

【コラム】オンラインで啓発授業を実施しました
過労死防止大阪センター幹事 清水亮宏(弁護士)

1 立命館大学での啓発授業 2020年12月18日、当センターの副代表幹事の寺西笑子さん(全国過労死を考える家族の会代表)と幹事の清水で、過労死防止啓発授業の講師をさせていただきました。 今回、啓発授業の機会をいただいたのは、立命館大学の社会保障論の授業です。コロナ禍ということもあり、キャンパス内での実施ではなく、Zoomを用いたオンラインでの実施となりました。 2 寺西笑子さんのお話 はじめに、寺西笑子さんから、過労死遺族としての体験をお話しいただきました。夫の写真や裁判の弁護団の写真などをパ…

続きを読む