過労死防止啓発講座のおすすめ
今、この日本で過労死によって多くの人が亡くなっています。働く本人、家族、使用者に過重労働の過労死リスクを認識してもらうことが喫緊の課題となっています。
過労死をすべてなくすには様々な取組・法整備等が必要となりますが、過労死防止啓発講座によって働き過ぎによる過労死のリスクを認識することで過労死を防ぎ命を救うことが出来ます。
わたしたちは過労死防止啓発講座を広く行うことによって多くの人の命を救うことができると考えています。永年過労死問題に取り組んできた川人博弁護士は、著書「過労自殺」の中で「この日無理をせずに休んでいれば助かったかもしれないと悔やまれるケースがたくさんある。」と述べています。
みなさんに働き過ぎによる過労死のリスクを認識していただき、過労死を防ぎ人の命を救うために教育の場や職場で過労死防止啓発講座を開催することをお勧めします。
大切な学生や生徒や職場の従業員を過労死から守るために是非ご検討ください。
出前講座
内容
・過労死リスクについて 遺族からの訴え
・労働現場の実態と身を守る労働法について
時間 大学 90分 高校 50分
費用 無料
<今までの啓発講座>
これまで実施の啓発講座
2014.12.10 関西大学第一高等学校 1・2年生 800名
2015.4.22 関西大学 政策創造学部ゼミ 14名
2015.6.26 立命館大学 政策科学部講座 70名
<感想文>
1.私は今までブラック企業、過労死について深く考えたころがなかった。テレビやニュースで問題になっていても、自分に関係のないことだと思っていた。しかし、寺西さんの話を聞いてブラック企業とされている会社だけではなく大企業から中小企業までどんな会社でも起こりうることだと知り、知識をもって対処できるようになりたいと思った。 前回、寺西さんの話を聞いて、家族は仕事の内容について詳しく知らないし、会社が原因だとしても「関係ありません。」と言われたら、それ以上情報を得ることができず、本当のことを知ることもできないと考えたらとても悲しく、怒りを感じる。このような事がなくなるよう活動している会、人たちを応援するだけでなく、自分も周りの人たちにできるすこしずつの事をやっていきたいと思う。 そして、一つ疑問におもったことは、「残業代ゼロ」が認めたら、メリットは何なのか?残業自体がなくなると思えないし、サービス残業が増えるだけではないのか?というような、疑問に思ったことをきちんと調べて知識をつけたい。 |
2.寺西さんの話を聞いて、深く色々なことを考えるようになりました。ブラック企業というものが、これほどに残酷なものであるとまた感じました。僕は今、飲食店で働いているのですが、僕自身悪影響を受けていませんが、社員さんたちは毎日16~5の仕事を1ヵ月休み2日ほどで仕事をしているので、これも少し過労ではないかと思い、すぐ近くにこの過労という問題があるのだなと実感しました。 僕の母親も朝から晩まで働いていて今まではそれをずっと見ていたので何も感じなかったけれど、今回話を聞いて母親にちゃんと話をしたいとおもいました。 「命こそ宝」の話を聞いて、この世の中にひどく失望しました。亡くなった父は、家族を置いていきました。それはとてもひどいことです。母・子供はすごくくろうしてしまいます。ただ、この会社がこのようなことをしなければ、ずっと幸せでいられました。たくさんの人を不幸にするこんな会社があってよいのでしょうか、ぜったいにあってはいけません。 寺西さんのお話は、僕にとってすごく大きなお話でした。色々な考え方がかわりました。僕自身や僕のみのまわりの人について過労についてこれからもしっかり考えていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。 |
3.前回の寺西さんの話では、夫を過労死させた会社と長い間闘い、和解することができたということがあった。多くの人はこのように根気強く闘うことは難しいと思う。それにその当時は過労自死についてはまだあまり認められなかったにもかかわらず、国に働きかけたり運動をおこなったりして、社会を変えていったことは大変偉大なことだと思う。また、この話では会社側は非を認めず、謝りもしなかった。今回の話でも、新卒社員をうつ病にし、退職におい込んだ会社もまた謝ることはなかった。 今では正社員ですらも賃金が低かったり、退職におい込んだりして、社会全体でブラック化していると思った。短期的に利益を出そうとして社員をリストラするが、それは結果的に自分の首を絞めることにつながってしまう。さらにそれがスパイラルになって、どんどん悪い方向に進んでいる。そうなると過労死の数も増えていくと思う。過労死を出した企業名の公表することにより、過労死の数が少しでも減ればいいと思う。企業にとっては不都合かもしれないが、改善のきっかけになり、社会にも良い影響を与えると思う。 |